体験記3

第2の故郷「土浦」

私は文章を書くのはとっても苦手なのですが、少しでも多くの方が助かると良いと思い、私の経験を書くことにしました。

私は今年(2006年)の2月に手術を受けました。
5年前に子宮内膜症と診断を受けて以来、ずっと悩まされてきました。
しかも子宮腺筋症と診断されるまでには4年かかりました。
その上、子宮腺筋症と診断されて以来、すごく悔しい思いをしました。どの病院にいっても子宮を全摘出するしかないと言われ、大きな病院に行っても、うちで手術をしてもいいけど開いてみないとわからないので、子宮を温存できる補償はしないと言われてきたのです。
温存手術を希望している私には厳しい現実で、少しでもいいと言われてる病院があれば診察にいってました。激痛で吐いたりしながらも、病院にいけば妊婦さんが優先的に診察なんですよね。その時だけは納得いかないものがありました。

霞ヶ浦医療センターを知ったのは、友達が婦人科医師だったことからです。いつも何かあればこの友達に相談していました。
今でもそうなんですけどね。その友人がある日突然、私に
「あなたに残された道はこれですよ!」と教えてくれたのがこの病院だったのです。「できるだけ早く診察にいった方がいい」と言われながらも、神戸から行くことにとても不安がありました。
実は今まで大きな病気などしたことがなかったこともあり、開腹手術は考えてもいませんでした。
できることなら薬で治したいと悩んでいるうちに8ヶ月も経ってしまい、その間自分の体も悲鳴をあげてるのが分かり、限界を感じてきました。
この間、あまりの痛さに布団を破いてしまったり、ぎっくり腰になったりして大変でした。
会社にもまともに出社できないことが多くなり、やっと決心がつきました。
自分の体にメスが入ってもいいか・・・って。どうにか子宮を残して、将来結婚して子供が欲しい!そのためには医者の友達の言うことを聞くしかないってことが分かりました。

まず、地理に弱い私がしたことは茨城県がいったいどこにあるのか探すことでした。
そして遠い病院に診察にいくことを家族に打ち明けました。
母の一言が「どんなに遠い病院でもなおしてもらえるのなら行っておいで。付き添いでもなんでもするから、自分が納得いくようだったら、手術でも何でもしてもらいなさい」でした。
ありがたい言葉でした。
しかし、かかりつけの病院で紹介状を書いてもらうのは簡単なものではありませんでした。先生が腺筋症核出術を知らなかったのです。
霞ヶ浦医療センターのホームページの内容をすべてコピーして先生に提出して、納得してもらうのに2ヶ月かかったのです。その間何度も病院に通って説明しました。私はあらゆる薬を使ってしまったために、残された道は開腹手術しかないことは確かでした。最終的には先生が理解を示してくださり、紹介状を頂くことができたときはうれしくてたまりませんでした。

やっとの思いでこちらの病院で診察して頂くことができました。
やさしい先生で、気軽に「うちで治せますよ」と言って頂けたのがとってもうれしく、今まで苦しんだ5年間がウソのようで、涙が出てしまいました。
初めての診察なのにその場で手術の日が決まったことには驚きましたが、私が神戸から来たということを配慮していただき、手術前の検査もその日のうちに済ませてもらい、あとは検査結果と入院の日を待つのみ・・・。夢のようでした。
先生は私の体の状況も詳しく説明し、どのような手術を行うのかもしっかり教えてくださいました。
この先生なら安心しておまかせできるって思ったのです。
結果は確かにお任せして間違いありませんでした。
入院時、付添ってくれた母にも、私の病状とどのような手術を行うのかを、素人にも分かりやすく時間をかけて詳しく説明して頂き、不安は何もありませんでした。これには母もすごく感謝しておりました。
入院中、看護婦さん方々にもほんとによくして頂き感謝の連続でした。私は食後によくじんましんが出てたのですが、その度にアイスノンを貸してくださったり、よく気にかけて頂きました。
入院中の自分がやらなければならないことは、クリニカルパスという絵で分かりやすい説明がついた資料をもらうので、毎日それを見ながらの生活でした。もちろん説明もありましたが、これは重宝しました。
手術は知らない間に始まって、気がついたら終わってました。2時間47分もの手術だったにもかかわらず、麻酔から覚めたとき先生方は明るく、「無事に終わったよ」って教えてくれて、その明るさに、「本当に手術したの?」って言い返したいくらいでした。
慣れない土地での入院生活でしたが、不思議なことに付き添いの母も私も土浦のことまでもがいつのまにか好きになってました。また今度ゆっくり来たい場所です。

健康にしてもらった今、教えてくれた友達を含めて感謝の気持ちでいっぱいです。痛みのない生活がこんなにも快適だったと思い知らされます。術後2ヶ月はスポーツは控えましたがそれ以降は普通の生活に戻れて不自由は何ひとつありません。むしろ医者の友達が勧めてくれていたのにどうして早く手術の決心をしなかったのか後悔しています。
今は術後の定期検診で土浦にいくことが楽しみのひとつになりました。

西田先生、健康にして下さって本当にどうもありがとうございます。
痛みのない生活がこんなにも快適だったとは驚きです。
これからもどうぞよろしくお願いします。
また、子宮腺筋症に苦しめられている多くの方が救われることを願っています。

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